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高齢者を支える現場の様々な問題

人間関係が複雑になりがちな介護の現場

17年8月2日

近年では、どの業界においても離職率が高くなっている傾向があります。しかし、介護職はその中でも特に退職を考えている人が多いといったイメージが強くなっています。しかし実際にはイメージだけであって、他の業界との離職率の差はほとんどありません。

そういったイメージがついてしまうのは、人手不足の状態が続いていて正規の職員よりも非正規の職員の割合が多く、その状態で業務が行われているといった事も原因となっているでしょう。

介護の仕事をしていて退職を考える理由で最も多く挙がるのが、人間関係の悪化です。介護の現場で働く人の多くは女性で占められています。そのため女性特有の感情的な性質によって、いじめや派閥などが起こる可能性も高くなります。こういった劣悪な人間関係に直面してしまったら、まずは上司や責任者に相談してみるといいでしょう。それでも改善されなかった場合は、潔く退職する事も一つの方法と考えてもいいかもしれません。

他にも介護の現場では介護士以外にもケアマネージャーや看護師、作業療法士など職種が違う人達が働いています。それぞれがお互いを尊重して協力しながら仕事が出来れば問題ありませんが、従業員数が多ければ多いほど上手くいかないものです。これらの問題を抱える介護の業界では、就職活動の際には慎重に長く働く事の出来る職場を探す必要があります。

見分け方として、いつ見ても求人が出ている職場は避けた方がよいでしょう。従業員の入れ替わりが激しい事が考えられますので注意が必要です。